以下は、ノイバイ空港到着時の事例です。到着する空港により、手続きが異なる場合がありますのでご注意ください。
(1)空港到着後
ア 医療申告の審査
医療申告(上記3.(5))の内容を確認します。
なお、係官が提示を要請しますので、日本で取得した陰性証明書(上記3.(4))をご準備ください。陰性証明書は、紛失したり、回収されたりすることがないよう気を付けてください。
医療申告の内容や手順は、到着空港、到着日等によって異なります。
イ 入国審査
パスポートの記載事項を確認します。
なお、係官が提示を要請する場合があるため、入国承認書(上記3.(1)ア)をご準備ください。
通常、到着空港で査証取得(Visa on Arrival)を行う方の手続きがすべて終わった後、搭乗者全員の入国審査が始まります。
ウ 荷物のピックアップ
ターンテーブルにて荷物をピックアップし、カートに載せた後、航空会社の係員に案内されるまでターンテーブルの周りで待機します。
(ヴァンドン空港をご利用の場合には、ターンテーブルにて荷物をピックアップし、カートに載せ、税関の後、到着出口で待機しているバス(又はトラック)に持っていき、荷物を載せます。)
エ 税関
別送品(主に船便)がある方又は多額の現金を持ち込んでいる方は、「税関申告書」を提出します。
オ 手荷物の消毒
隔離施設に移動する前に手荷物に消毒薬が散布されます。
(ヴァンドン空港をご利用の場合、降機の後、手荷物に消毒薬が散布されます。)
カ 隔離施設への移動
原則、隔離施設が準備したバスで隔離施設に移動します。
キ その他
空港備付けのベビーカー、電動カート、空港でのサポートはありません。空港での手続きに約2時間かかる場合があります。
(2)14日間の隔離
ア 隔離施設
14日間の隔離施設での滞在中、ご自身の部屋から出ることは出来ません。
なお、ベトナム政府当局の方針や事情で、隔離施設、期間(隔離期間の延長を含みます。)、方法等が変更になる場合があります。
イ PCR検査
14日間の隔離期間中、2回、PCR検査(咽頭ぬぐい液)を受けます。
ウ 陽性判定を受けたとき
PCR検査の結果、陽性判定を受けた場合には、ベトナム政府当局指定の病院にて治癒するまで隔離されることとなります。
病院で通じる言語はベトナム語です。渡航者ご本人の勤務先企業のバックアップ(医療通訳の提供、医療費の支払い等)が必要となります。
エ 体調を崩したとき
毎日2回、検温が行われます。37.5度以上の発熱がある場合、PCR検査の結果が陰性であっても隔離施設を管轄する省・市指定の地元病院に搬送されることがあります。長旅と隔離生活の疲れで、予期せぬ形で体調を崩す方がいますのでご注意ください。
病院で通じる言語はベトナム語です。渡航者ご本人の勤務先企業のバックアップ(医療通訳の提供、医療費の支払い等)が必要となります。
オ 隔離期間の終了
2回のPCR検査が陰性となり、14日間の隔離が終了した後、ベトナム政府当局から、「陰性証明書」及び「隔離終了証明書」が発行されます。なお、隔離終了後、14日間、ご自身で健康観察(検温)を行うことになっています。また、隔離終了後も更に2度、PCR検査を受けさせる省・市もあります。隔離期間終了後の扱いは、勤務先又は居住先の省・市によって異なります。